いまさら?っていう感じはしますが、個人的に毎日といっていいほどチョコレートを食べてる自分からすれば、いつバレンタインだろうと関係ない(?)です。
チョコレートは体にいいそうです。タレントの楠田恵理子さんは、毎日チョコレートを食べているおかげで何十年も便秘がないとのこと。
ストレスや、頭の疲労にも効果があります。あるスペイン語の通訳者の方は、チョコレートをいつも持ち歩いているとのこと。通訳という仕事では、2、3時間の作業でもかなり頭を使うため、それだけで板チョコ一枚がなくなってしまうそうです。
自分の記憶が正しければ、ロシア語通訳の故米原万理さんや、イタリア語通訳の田丸久美子さんも同じようなことを言っていた気がします。
さて、この日、日本人はチョコレートを贈りあいますが、ロシア人はどうするのか問い合わせたところ、
1)チョコレートではなくメッセージカードでもよい。
2)恋人や家族にプレゼントを渡す。女の子→男の子だけでなくその逆もある。
という話でした。おそらく他のヨーロッパの国でも同様と思われます。
ちなみにロシア語では、День святого Валентина(聖バレンチヌスの日)という言い方のほかにДень всех влюблённых(全ての恋人たちの日)という表現もあります。
いずれにせよ、カトリックではなくロシア正教を奉じるロシアでは、これは非公式のお祭りです。ロシア正教会はバレンタインデーには否定的な立場をとっています。しかし、欧米からの影響を免れることはできず、普通のロシア人は自由にプレゼントを交換しているようです。恋人がいない人が退屈そうにしているのも日本と同じです。
こちらは、私の近所にある百貨店でチョコレートのフェアをやっていたので、買ってきたものです。
チョコラーシカというブランドの「シーニイ」という箱です。ちなみにシーニイはロシア語で紺色のこと。
もう一つ、「ミールイ(可愛い)」というピンク色の箱もありました。
(文と写真:市川)