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ズヴェニーゴロド ~ロシアのおやつ博物館~
Звенигород : Музей русских десертов
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ズヴェニーゴロドには、アブラムツェヴォやクリンへ行ったときと同じロシア人の連れと行った。この町でメインとなる観光名所は、修道院らしい。だが、ロシアの友人は例によって観光地には興味ないらしく、代わりに「ロシアのおやつ博物館」というものを探し出してきた。
ズヴェニーゴロド駅の前は田舎で何もないので、バスで中心部まで行く必要がある。
中心部の印象はアンナ(モスクワ出身)曰く、「ごく普通のロシアの田舎町」とのこと。
かわいらしい土産物屋。 |
しかしマクドナルドもあれば、最近ロシアではやりのお寿司屋さんもあって、田舎過ぎず、かといって都会過ぎずといった雰囲気。
おやつ博物館は町のはずれにあり、探すのに少し手間取った。道を歩いていた人に聞いたところ、「私もそこに行きたいけど、なくて困っているんです」とのこと。
とりあえず私たちは見つけた。あの人も見つけるといいな。
「ロシアのおやつ博物館」では、このときパンの作り方教室を開いていた。そうとは知らずに入った私たちはびっくり。
奥でパンをたたく音がするのをよそに、私たちは展示を見ていく。
博物館は、ところせましにお菓子やかわいらしい食器が並べられた、一軒の田舎の家といったところ。
ちなみに、ロシアのお菓子といっても普通はイメージがつかないが、具体的にはこんなものがある。
・バランキ(硬い、輪の形をしたパン)
・プリャーニク(しょうがを使ったクッキー)
・パスチラー(リンゴを固めてつくった、大きなアメ)
さきほど「私も博物館を探してる」と困っていた人も、この博物館の中で歩いているのを見かけた。みんなここにたどり着いて、めでたしである。
この後は連れと一緒にお寿司屋さんへ。
「スシバー」と言われるファーストフードの寿司屋は、ロシアの色んな都市で、2000年以降一気に増えたらしい。実際に町を歩いて行くと、寿司屋を含め日本料理の店がすぐに見つかる。
ということで、今回をもって、モスクワ郊外の町についての紹介は終わり。モスクワ周辺には、電車で1、2時間程度で行ける、魅力的な郊外の町がたくさんあるということが伝えられたら、幸いである。
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◆ズヴェニーゴロドへの行き方◆
モスクワ・ベラルーシ駅(Белорусский вокзал)からズヴェニーゴロド駅(Звенигород)まで。時刻表をよく調べ、電車の方向をよく確認すること。所要時間一時間半。
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